ついにメジャーデビューした水曜日のカンパネラ!
このブログの一発目の記事で紹介させていただいた水曜日のカンパネラがメジャーデビュー。
ヤフオクのCMに抜擢されたり、Mステに出たりとメジャーシーンを闊歩した2015年から2016年でしたが、まずこの記事を読んでぼくは超いいなと思いました。
とくにここ。
――すごく有名になりましたね。
コムアイ:うーん。まぁでも今年だけだと思います。
そうなんです。多分、今年だけなんです。
でもそれでいい。これが、音楽性の高いアーティストのこれからの売り方なんじゃないかと思うわけですよ。もう、音楽シーンで「大衆」ってほぼいなくなってるので。
具体的に強いて言うならば、音楽シーンの「大衆」は会社の二次会のカラオケで歌ってる曲についているひとです。つまり、よほど共通項のない不特定多数で盛り上がれる曲についているひと、これが大衆になるわけです。残念ながら、水曜日のカンパネラの曲で大衆で盛り上がれる曲はない。
曲が盛り上がってるイケイケドンドンの曲だとか、バラードのような曲だとかそんなことは関係なく。
そんなアーティストがほとんど意味を成さなくなったオリコンヒットチャートで何位!って指標、意味がありますかね?ある一定の目標値に対して、ライブのチケット売り上げとか、グッズとか、音楽ダウンロード数を指標にしたほうが、需要があるかどうかってわかるんじゃないかなあと思うわけですよ。
だから、水曜日のカンパネラはこのままでいい。
そして、たまーに、たまに、テレビに顔出してくれると嬉しいという感じ。
この人の曲は、PVで観て楽しむ曲、そして一人で聴いて楽しむ曲、なんです。
で、たまに知ってる人がいて盛り上がれて楽しい。みたいな。
そういう意味で、最近出てきた岡崎体育も近いんだけどそれに。
ただ岡崎体育は僕としてはちょっと惜しい。
週刊誌各誌やワイドショーはそういうの取り上げ、話題にして売上部数ないし視聴率を伸ばしたいのかもですが、もう、専門誌ないしネットでその役割は担われている気もします。
そして大衆のニーズも右向け右じゃない。
例えるなら、いままで大陸だったものが大陸移動し、複数の小島にわかれている感じです。
その小島に上陸する方法は昔だったらテレビ、週刊誌一本だったのが、そうじゃなくなってる。
テレビ→ネットという分けた言い方は好きじゃないのですが、
テレビとネットどっちも使わなくちゃだったり、ネットだけでよかったり、はたまたどちらでもなかったり。
ここは本州、四国、九州、北海道と地域を分けるようにJPOP、邦ロック、演歌、フォークなんてわけますが、もう底に関していうと分けるのは意味が無いのかなと思っていて。
このジャンルにはこの売り方!というよりも、
このグループのこの曲がいい!そしてこの人の曲はこれもこれもこれもこれも好きだからこの人のライブ行く!むしろあのアーティストもあのアーティストも集まってるロックフェス行く!
みたいな感じでいいと思うんですよね。
おばあちゃんが毎年言ってます。
「紅白観ても、もういま若い人ばっかりで誰が出てるかわかんないんだよね~」と。
ただ、これ僕が子供の頃からずっと言ってるので、賞味20年位毎年12/31になるとこの言葉を聴きます。
こんな20年音楽に対してラガードな高齢者もいるわけなので、音楽シーンに関して言うと、大衆的に、マスコミで盛り上げる音楽ってないんです。きっと。
だからそれぞれググッて好きな曲を聴けばいい。
趣味嗜好の合う人と世界を作ってシナジーを産み出せばいい。
そう思います。
水曜日のカンパネラ、これが一番好きな曲になりつつあります。
曲、というかPVを高く評価!
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