古畑任三郎VS半沢直樹 が観たい!
ギャラクシー街道、少しバズってくれて嬉しいです。
読んで頂いた方々ありがとうございました。
さて、本作は二週連続一位ということで。
こんな駄作、誰が観に行ったんだ…あオレか。
それだけ三谷幸喜の名前が一人歩きしてるんですね。
もう、業界的に許されちゃってるんでしょうね。
いち映画ファンとして、いわゆる大衆が理解できない映画をムフフと楽しみ、
「な、なにが起こったのかよくわからない映画だった」というライトユーザーの感想に対して文化力が低いと罵るだの、
「なんでお前らはこのよさがわからないんだよ!」と熱く吠えるつもりもないんですが、
まあ、よかったですよ。二週一位で。
何がよかったかというと、これで次の映画も撮れそうだってこと。
これからのフジテレビの凋落っぷりにも左右されるんでしょうが、三谷幸喜なんてブランド、別にもうテレビ局出資で映画作らなくてもいわけですよ。
まだWOWOWだってあるわけだし。
ただこれ以上三谷さんに作って欲しい映画あるかなぁって思ったり。ぼくはまあいまんところパッとは思いつかないんですよね。
ひとつ、強いて言うのなら、やっぱ新作古畑が観たい。
これに尽きますかね。映画でも、もちろんテレビスペシャルでも良いんですけど。
とういうわけで今日は、勝手に古畑4thシーズン予想をします。
要は、古畑がこれから誰と戦って欲しいか。
僕の一位はこの人。
堺雅人 銀行員 『返しすぎた男』
役柄は、皆様ご存知半沢直樹。もう、役柄そのまんまでいいです。
出世の為に上司を殺してしまう半沢。上司は、そうですね、総裁か常務にしましょう。ここもそのまんまでいいです。
半沢本編から何年か過ぎた東京中央銀行が舞台です。
半沢は本店に帰って来ていて、またひとつ地位を上げておきましょう。
前までは次長でしたっけ?じゃあ、本部長とかそこらへんで。
で、出世の邪魔で上司を殺してしまう。
ポイントは殺し方。凶器が見当たらないんです。どこにも。
現場にはコンドームの袋だけ落ちてるんですよ。
で、古畑が半沢と現場で顔を合わせるわけです。
半沢は残してしまった証拠のコンドームの袋が気になる。
でもそれだけでは自分が犯人だというところまで辿り着かないだろうと考える。
古畑はコンドームの袋で人をどうやって殺したのか考えるわけですね。
そんなとき、その後急成長したネイルサロンが目につくわけです。
これが半沢直樹第一話でゲスト出演していた檀蜜のお店ですね。
で、古畑がそのお店に行き、壇蜜に話を聞きます。
そのとき、現場に落ちていたコンドームと同じブランドのものを壇蜜の鞄の中から発見するわけです。
そう、半沢は上戸彩という嫁と子供がいながら、壇蜜と不倫してたんですね。
しかしそれでは凶器の説明がつかない。
問題は、どうやってコンドームで上司を殺したか。
そして、なぜ、古畑が半沢を怪しいと思ったか。
てのが解決篇の前のスポットライトのシーンになります。
ヒントは、回るもの。古畑任三郎でした。
で、CMです。
いやー、考えただけでも楽しみですね。
あ、トリックを先に言うと、半沢はコンドームの中に小銭詰め込んで撲殺したんですけど。
これ強度的に無理ありますかね。まあ、できたとしましょう。サガミオリジナルで。
その小銭はもう事件何日後で全部使っちゃってどこにあるかわからない。
でも、現場で古畑と半沢があったとき、小銭の音がするのが聴こえたんですね。
「聞き間違いでしょう」
「いえ確かに聞きました。銀行の本部長ともあろうお方が、そんなに小銭を持つはずがない!」
「いい加減にしてくださいよ古畑さん!本部長だって小銭くらい持つでしょう!僕だって小銭入れ、持ち歩いてるし!」
「今泉くん、ちょっと静かにしなさい。」
「古畑さん」
「はいー」
「わかりました。私がそのとき小銭を持っていたとしましょう。しかし、その小銭が私のお金だったという証拠はあるんですか。」
「本部長ともなると、銀行から、夜食として補助が出るそうですね。先にそのお金を自分で払っておいてから、レシート付きの領収書で月末に清算をする。」
「ええ。それがなにか」
「事件があったのは11月9日です。えー、私の優秀な部下が銀行の経理部で調べてくれました。西園寺くん。」
「はい。10月1日、コンビニでおにぎりとお茶を購入。348円の支払いに、1000円札で購入してます。」
「おつりは」
「652円です。続いて10月2日、おなじくコンビニでおにぎりとお茶を購入。429円の支払いに、1000円札で購入してます。この週、これを毎日繰り返しています。」
「毎日コンビニでおにぎりとお茶です。よく飽きませんねー。警部補で薄給な私でも、一日くらいお昼は蕎麦でも食べたいです」
「何が言いたいんですか」
「つまり!犯人は、硬貨の中で最も重くて大きい、500円玉が必要だったんです。西園寺くん、これいつまで続くの?」
「10月25日までです。」
「その500円玉をコンドームに詰め込み、大和田常務を撲殺した」
「妄想だ」
「ここまでは妄想です。しかし本当に、この妄想通り、犯人が凶器である500円玉で殴り殺してたとしたら。半沢さん、あなただったらどうしますか」
「・・・」
「お答え頂けませんか」
「使うでしょうね」
「そうです!証拠隠滅の為に使いますね!もし持っていて、なにかの拍子にばれてしまったら、自分が疑われてしまう。」
「・・・」
「えー、賢いあなたのことですから、もうその500円玉は使ったでしょう。凶器に使ったコンドームも、もう処分されたでしょう。
しかし、まだ今月経理部に出していない領収書ならあるはずです・・・御見せ頂けますか?」
「・・・」
「毎食500円以内に抑えて買うおにぎりと、お茶に払った500円の領収書が!あるはずです!まだ続けますか?」
「・・・わかりました。殺したのは私です。しかしなぜわかった?」
「んふふ。えー、あなたネイルサロンを経営している藤沢さんと、不倫されてますね。あなた、彼女にお金を使いすぎた…
銀行の本部長であろうお方が、なんともまあケチ臭い領収書の切り方です。しかし家庭もお持ちで、本当にお金がなかったのでしょう。まず自分で清算するときに、1000円しか出せなかった。しかも犯行を思いついたとき、500円玉が必要になって、外では500円の食事をされてた。しかしそれも不自然な話です。愛妻家で有名なあなたが、毎日コンビニでお買い物をされるわけがない。ふつうなら、一日くらい愛妻弁当を食べてもいいはずです。それで、こんなことに立ち入るのもなんですが、夫婦仲は冷めきっているのかと・・・」
「全て、お見通しってことか」
「こここそ妄想の範囲内ですが」
「古畑さん。」
「はいー」
「私の実家はもともと小さな街のネジ工場でね。そこが銀行のせいでつぶれて、母がわたしに、昼飯代で500円玉を持たせてくれてたんですよ。1000円札ではなくてね。
ひとのお金は大きく動かせるようになっても、自分のお金はあのときと同じ使い方しかできませんでした」
「参りましょうか」
「古畑さん」
古畑、振り向く
「倍返しだ」
「望むところです。」
♪テーマ エンドロール
ひどい脚本ですが、まあ書いてて楽しいです。わくわくします。
まあこの際、殺しのトリックはどうでも良いとしましょう。
何が観たいかって、2人の強烈なキャラクターによる会話の掛け合いですよ!
フジテレビ、TBSやってくれないかなぁ。
そして三谷幸喜!スターウォーズにあてつけたとか嘘こいてないで、あれは小林聡美を引きずって作ったって言え!
綾瀬はるかの髪型なんてそっくりじゃねえか!香取慎吾の眼鏡だってお前のだろ!
まあでも変なはなし、笑いをやめて社会派に行くよりも、ある意味そこまでふざけてもらったほうが1ファンとしては安心しますけどね。
その良い意味でふざけたかんじで、こんなドラマもやってほしいなって話でした。
フジテレビマンは必死こいてこの企画を成立させて欲しい。視聴率。5%は獲れると思うよ。
堺雅人はこのときのイチローみたいなノリ半沢本人を演じて欲しい。
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煽り文は、「覚えていやがれ!くそ刑事!」で。