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ゲタバコ.

下駄箱とは、靴などの履物を収納するための家具。 銭湯など大衆が集う場所では「下足番」と呼ばれる履物の管理人を置くことがある。 ゲタバコとは、映画などのコンテンツを紹介するためのサイト。 インターネット上など大衆が集う場所で「下足番」と呼ばれるブログの管理人が置かれている。

【映画『ギャラクシー街道』は間違いなくワーストコンテンツである】  

 

先日、『ギャラクシー街道』を観ました。

 

先に断っておくと、「好きな映画監督とかいるの?」という質問に対して、僕はずっと間違いなく「三谷幸喜」と答えてきたし、

観る映画のジャンルが広がってもその答えを少し恥ずかしげに答えていました。一番と言われたら。

だって映画をここまで観るキッカケを与えてくれたのは三谷幸喜の『ラヂオの時間』だったし、ドラマも通してぼくにエンターテインメントを最初に教えてくれたのはこの人だったからです。

 

しかし。

 

もう今回ばかりはどうやっても作品を評価できない・・・

 

理由は2つあります。

 

ひとつは、

 

開始1時間で寝たから。

 

全部観てない奴が作品評価するんじゃねーよ!

 

とはおっしゃる通りで、徹夜で仕事した日に観たのでまあコンディション的にも映画を鑑賞する体調は整っておりませんでした。

 

が、

 

それでもこの1ファンを眠りの世界へ誘ったこの作品がいかにつまらないか、って話ですよ。

 

たしかにその人を本当に好きだったら寝ないでいかなる作品かを見定めるべきだと思います。それがいかにつまらんくても。

 

ただ、もう、この作品は観るに耐えなかった。

 

三谷幸喜の悪い所全てをつめこんだのがこれなんじゃないかっていう。

 

たしかに今までも三谷幸喜が評価されない作品はありました。

 

このまえご紹介した『竜馬におまかせ!』なんてその典型。

 

幕末を90年代のポップなノリと三谷幸喜のホームドラマ世界観で史実ほとんど関係なく描いたコメディドラマでした。

 

しかし、今作は「コメディ」とも読んでいいのか・・・?

 

という気持ちになるほど、

 

笑えない。

 

どこで笑っていいのかわからない。

 

なんか狙ってる・・・?

 

と思うタイミングばかり。

 

とどのつまり、意外性という笑いが全くないのです。

 

まず設定。ギャラクシー街道という国道添いにあるハンバーガーショップで繰り広げられるコメディ。

 

予告編からどんなにやばそうな雰囲気が漂っていても、これにはしめしめと思いました。

 

だって、三谷幸喜のシチュエーションコメディが久々に観れると思ったから。

 

それに邦画の予告編は本当に作品をつまらなく紹介してる駄作しかないと思ってるので。

 

まじで宣伝の仕方下手だと思いますよ。

 

予告につられて観た映画は、だいたい、こんな映画じゃないと思った、って感想がほとんど。

 

逆に、この映画めっちゃよかったのに、よくここまでつまんなそうな予告作れるな・・・ってパターンが多い。

 

なんか日本の邦画予告って、作品の雰囲気を勝手に一般化して決めちゃっててすげーつまらない代物だと思うんですよね。

 

パブリシティとか違う業者じゃなくて、監督が責任持って作ればいいのに、と毎回思います。

 

あと、上映前の予告長過ぎ。なにも15分もやる必要ないでしょう。

 

あの時間興奮するのはよくわからんインディーズ映画の予告か、洋画の新タイトル(スターウォーズとか)くらいですよ。

 

あ、違うところに話が飛びましたね。戻します。

 

で、そう。2つ目の理由。

 

裏切られた感が半端ない。

 

いい意味での裏切りならもう、麻雀ウェルカムです。

 

でもね、これは・・・っていう気持ちでした。

 

それって一体何か。1時間観たぼくの所見では、

 

もう、三谷幸喜は役回ししか出来ない

 

ということです。

 

たしかに、『THE有頂天ホテル』を観た妻夫木がスタンディングオベーションを披露し、

 

それが三谷幸喜の目に留って、次回作『ザ・マジックアワー』にキャスティングされた話は有名で、

 

いまをときめく俳優陣が好んで三谷映画に出演したいという流れはありますが、

 

だがしかしバット

 

その出演した俳優陣でアテ書きしました。とはもう言い訳できないほど、あまりにも役者が浅すぎる。という感想を持ちました。

 

だって、それぞれのキャラクターがなにかしらの想いがあって、それがもつれあって喜劇が起こるという、伝家の宝刀・シチュエーションコメディではなく、

俳優陣を宇宙人設定にしてなんでもありのキャラクターいじりにしかなってないんだもの・・・

 

すいません、浅野支店長が宇宙人デリヘルを呼んで、その女が来たシーンが限界でした。

 

もうだってその後も話が見えない。

 

生放送のラジオドラマを成立させたいわけじゃないし、

みんなのいえを建てたいわけじゃないし、

年末のカウントダウンパーティーを成功させたいわけじゃないし、

映画を一本完成させたいわけじゃないし、

落ち武者の無実を証明したいわけじゃないし、

信長の後継を決めたいわけじゃないし、

もっと言えば、被告の有罪無罪を決めたいわけじゃないし、検閲にひっかからない戯曲を書きたいわけじゃない。

 

つまり、絶対的に必要なサスペンスが1時間経つまでになにひとつ存在しないわけです。

 

エンケンさんに綾瀬はるかが詰め寄られても、香取くんの元カノが優香でも、2人の仲が悪くなってても、もう、そんなことはどうだっていい。

 

何が起こる映画なのか、まったくわからない。もちろん、悪い意味で。

 

というわけで、観る動機を失くして疲れも手伝って眠りの世界に落ちてしまいました。すいません。

 

小栗旬ウルトラマンのくだりも相当寒かったです。

こんなウルトラマンいたら嫌だみたいな鉄拳のネタでもクスリ笑いしか生まれてこないものをエピソードとしてやっちゃう感じで。

 

このあとこのハンバーガーショップにいる宇宙人達はどうなるんでしょうかね。

 

それぞれの、短所と思われていたことを持ち寄って、何かを解決して大団円でなるんでしょうか。本当に興味わかないんですが・・・

 

でも、そんな安い話を今まで書いてたかってことで。

 

この人の何が好きかって、人間て矛盾してるっていう側面をリアルに映し出して、それが絡み合って意外な笑いが生まれるってところが好きだったのに。

 

この人はこのキャラクターです、だからこうなりますね!の連続じゃあ、観ていて疲れる。

 

それに対応する俳優陣のリアクションも用意されたというか、想定の範囲内のものばかり。

 

かと言って、古畑の今泉ほどのストックキャラクターも出てこない。

 

枯渇したのかなぁ、って感じです。

 

いやぁ、真田丸も大分楽しみにしてたんですけど、大河で一年間これが繰り広げられるのはきついなあって感じです。

 

とりあえずまだ観ていない方は、DVD化を待ちましょう。

 

ちなみにtwitterの感想。

 

「三谷さんらしい」とか、「シュールな」とか書いている方の目はビー玉なのかと思うけど、

ビー玉にしたのはやはり宣伝とかテレビ局が見せる「三谷幸喜」なわけであって、一概に責めることもできないんだけど。

ただその感想は寂しいかなぁ。まあ、よかったってtweetしてるのだいたい芸能従事者だしね。

だれかボロクソに言ってくれない?

まっちゃんがワイドナショーで言えばYahoo!ニュースになるのか。

てか最近のまっちゃんの政治的な、社会的なのも含め、巷での発言力すごくないか・・・?

 

 

ぼくが敬愛する指南役さんは

 

 

やはり大人の対応。すげーや。

 

ライブドアニュース

 

 

Yahoo!映画レビューって、結構マスの力が及んでなくて、ユーザーがちゃんと書いてるんだなって思った。

 

 

シネマトゥデイ

 

 

くれいさんという方、存じ上げませんがよく言ってくださいましたといった感じ。

 

  

こんな姿でエール送られても!!

 

 

てかこの記事嘘だろ・・・

だれがこんなクソ映画観に行ったんだ・・・あ、おれか・・・・・・

 

 

 でもこれはちょっと欲しいのよね・・・

 

 

「ギャラクシー街道」オリジナルサウンドトラック

「ギャラクシー街道」オリジナルサウンドトラック

 

 

 そんなこと言いつつ、三谷幸喜にはこれからも名作を生み出して欲しいし、かの名作、『ラヂオの時間』だって『振り返れば奴がいる』の反省点とか不満とかから生まれた名作なので。『STARWARS』に対抗して、とかふざけたこと言ってないで何かある意味真面目に作って欲しいなって感じです。テレビとか雑誌とかのふざけたパフォーマンスはもういいかなって感じで。

 

8作目。期待してます!!