ゲタバコ.

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日本の面白い喜劇映画監督の名前には、漢数字が入ってるの法則。

 

 

こんばんは。水曜日のゲタバコです。

 

三谷幸喜最新作、ギャラクシー街道公開まであと数日。

 

三谷幸喜のかつての作品特集はやりましたが、

 

「日本の邦画ってとんでもなく暗いやつか、原作の実写化しかなくて、

 

なんかTSUTAYA、GEOに行っても面白い作品がよくわかんないんだよねー 

あ、海外ドラマ観よー」

 

と、

 

豊富なラインナップが並ぶ棚に足を運び、特に最初はそんなに観る動機なかったけど

 

俳優に愛着が沸き、いまやシーズン6の第5巻まで借りてる皆さん。

 

吉報です。

 

おもしろい邦画の法則を見つけました。 

 

ぼくがもしレンタルビデオ屋で、店長から「棚ひとつレイアウトしていいよ」って言われたら、確実にこのコーナーを作ります。

 

題して、

 

喜劇映画監督名、「数」の法則

 

ピンと来ませんか?そりゃそうでしょう。

 

ぼくだって書いてて伝わるか伝わらないかドキドキしてますもん。

 

何かって言うと、面白い喜劇映画作ってる監督って、名前に漢数字が入ってるよ!

 

ってことです。

 

では観ていきましょう。本日は、3です。

 

まず、三谷幸喜

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入ってますね。3。

 

ラヂオの時間』 『みんなのいえ』 『THE 有頂天ホテル』 

ザ・マジックアワー』 『ステキな金縛り』 『清洲会議

 

12人の優しい日本人』 『笑の大学』 『竜馬の妻とその夫と愛人

 

上の6作は監督作、下の三作は脚本書いてます。この8本はテッパンですね。ポップコーン片手にご覧ください。

 

その手が止まったとき、三谷幸喜の作品の面白さに気付くときだと思います。

 

はい、続きまして3。

 

三木聡

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ーこの橋本奈々未かわいい。 

 

この人も有名なほうですね。

 

笑う犬とかの放送作家やってて、いわゆるシュールな笑いのコメディが特徴。

 

最近ではそんなに聞かなくなったんですが、シュールな笑い好きなんすよーと言う映画ファンに絶大な影響を与えたお人。

 

亀は意外と速く泳ぐ』 『転々』 『イン・ザ・プール』 『インスタント沼』 がオススメ。

 

『俺俺』 『図鑑に載ってない虫』 『ダメジン』の3本は、シュールさがすごい方向を向いてて確実に好き嫌い別れますので、上の作品を観て興味がわいたら観ることをお勧めします。

 

最後の3。

 

伊丹十三

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3というか13ですね。

 

この人の作品を喜劇とくくってしまってもいいのかという感じもありますけど、基本的には喜劇調でストーリーが展開していくのでいいとしましょう。

 

マルサの女』 『スーパーの女』 『あげまん』 『ミンボーの女』 『マルタイの女

 

女シリーズは日本映画史に残る傑作ですね。 反社会権力 VS 社会権力 の構図がストーリーのベースになってて、

 

それぞれしっかりとテーマもありながら、ユーモア満点で話を展開していくという。

 

スーパーの女』 『マルサの女』 が見やすいと思います。

 

はい、というわけで3のつく映画監督3人。覚えましたか?

 

三谷幸喜三木聡伊丹十三 です。

 

ここに川島雄三を入れたいところなのですが、どうしても作品が古くなりすぎちゃうので、三大からは外しました。

 

この人の作品で喜劇と言ったらやはり 『幕末太陽博』ですので、こちらもよかったらご覧あれ。

 

次は、2です。

 

宿題です。誰がいるか、思い当たる人考えてみてください。

 

ちなみに情熱大陸園子温が特集されたとき、町中アンケートで「日本の映画監督で名前知ってる人を教えてください」という質問があったのですが、

 

たしか、 一位 北野武 二位 劇団ひとり でした。

 

日本は俳優か、もっと言えばジャニーズか、アイドルかでしか映画観に行かないんですねー

 

本当にこの文化は悪しき醜態ですよ。あと知ってる原作、完成披露試写会もしくは制作発表でのゴシップインタビューでの話題性。

 

ぼくも最初は全然知りませんでしたが、ちょっと調べるとこれもあの人か!って感じで世界が広がっていくし、なんとなく作品性みたいなのも見えてくるし、

 

見方としてはそっちのほうが面白いんじゃないかとか思うんですけどね。

 

あれですよ、B'zの曲聞いて、全部同じような感じに聴こえるけどやっぱ違って、これがB'zだよね!

 

って感じで日本の映画の見方もそんな感じになって欲しい。なーんて思ったりしてます。

 

まあ、そんなことも観客に考えさせず、約2時間の贅沢な時間を過ごしてもらえれば、作り手にとっても観客にとってもそれが一番幸せなんでしょうけどね。

 

◎観て欲しいそれぞれのベストコンテンツ

 

三谷幸喜 『ラヂオの時間』 

ラヂオの時間 [DVD]

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この前もおすすめしたけどもう一回。傑作。 

 

 三木聡 『亀は意外と速く泳ぐ

亀は意外と速く泳ぐ デラックス版 [DVD]

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小ネタ満載。洗濯物を畳みながらどうぞ。

 

 伊丹十三 『マルサの女

マルサの女 [DVD]

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山崎努がとにかく渋い。 

 

川島雄三 『幕末太陽博』

幕末太陽傳 デジタル修復版 Blu-ray プレミアム・エディション

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フランキー堺の勇姿を観よ。