堀北真希と福山雅治の結婚【第一夜 卒業】
なんだか最近多いような芸能人の結婚報道。
中でも僕が衝撃を受けたのはこのお二人。
堀北真希
と
福山雅治
個々までの文脈でお二人同士が結婚したように読み取れますが、
その真偽はそこらへんに転がってるネットニュースを読んで頂ければ、
というか周知の事実なのでわざわざお相手のお名前を書くのは省くとして。
とにかくこのお二人の結婚がショックだったわけです。何となく。
そこで、お二人のこれまで出演したコンテンツのなかでゲタバコ推薦コンテンツを紹介したいと思います。
まず、堀北真希。
最初の出会い、というかファーストインパクトは「うわ!透明感すご!」でした。
だからまずはこれ。
レミオロメン 3月9日
もう、いわずもがなのカラオケ、卒業定番ソングです。
まあ必ずと言っていいほど誰かが歌うので、「くぁ~堀北くあぁいい~~」くらいにしか思っていませんでしたし、
最後の「ららら」を「らーらーらー…」まで歌う人は中々いないので、正直このPVの文脈がよくわかりませんでした。
でも、最近PVが素晴らしいことに気付きました。
卒業式から結婚式に行く少女。演ずるは堀北真希です。
少女の幼さを残しながらも、冒頭の教師がこらえきれず涙するところを少し微笑みながら、どこか達観したような表情。
でもこの表情の訳は、彼女にはもう1つの卒業があったからなんですね。
それは、姉からの卒業。彼女は卒業式の後、一度家に帰ってからタクシーに乗って、結婚式に行きます。姉の。
そこで、ハンディカメラを回すのです。
空を見上げながらハンディを回す姿なんてもう、ヌケがよくて画のバランスもよくて鳥肌モノですよ。
集合写真のカットでよく見て取れますが、前列右にひとりぼっち。
その会場で彼女に、新婦の妹として(おそらく親代わりだった)できること、というか立ち振る舞いとしてその場に馴染んだようにいれる仕事はそれだけ。
彼女が撮ったであろうカットで何カットか結婚式の様子が映し出されますが、その賑やかさと彼女も寂しさとの対比といったらもう。
で、卒業式が終わり、彼女はひとり姉のいない家に帰るわけです。
クローゼットを開けると、姉からの手紙が。
この次のシーンで「ららら」が始まります。
でもここからが大事。
次のシーンで、姉であろう人物の手に握られているのはDVテープ。
見つめる画面には、姉妹がブランコに二人乗りしている映像。
正直、何となく先入観を持って観ないと、このシーンがないと姉の結婚式であったっていうのがわからないんです。
2人の関係性がわからないから。
それがサスペンスになってて文脈が何となく読めなかったんですけど、
このシーンがあって、PVをまた観直すと、堀北真希がハンディで結婚式からいろいろなものを撮っていた理由が分かるんです。
わかるんです、っつーか想像の範疇で、ってことですけど。
あのハンディは、おそらく姉妹が小さいときから実家にあったものなんです。
それで、結婚式と披露宴の間に彼女が外の画を撮っていたのは、姉妹で別々のところから同じ真昼の月を見上げていたのは、
これから離ればなれになるってことの象徴なんです。
それがらららの部分でわかって、曲は終了。最後まで歌ってもカラオケはここまで。
でも、ここからがもっと大事。
彼女は、お姉ちゃんから贈られたスーツに身を包み、3月9日と書かれた定期券を7月何日かの三ヶ月定期に入れ替え、電車に乗ります。
これが、彼女にとって本当の卒業の儀式だったのです。
なんでこの10年間カラオケでアホみたいに自分も歌い、誰かも唄ってるのを聴きながら全然気付かなかったんだろうと思うと本当にアホですが、ご結婚を機にそれに気付くことが出来ました。
そしてこの妹役は、当時ときめいていた長澤まさみでもなく、石原さとみでもなく、堀北真希しかできないなあなんて思うわけです。
そして、この少女が結婚か、と思うとなんだか自分もそんな歳なのかーとか思うわけです。
毎日メトロで見る堀北真希の東京メトロの広告もなんだか切なく見える今日この頃。
だから何って話ですが、人って式とかイベント的なものではなく急に節目というか、そんなものがあっちから訪れることもあるんだなって思いました。
なんだか書いてて勝手にエモくなってきたので、福山の話はまた明日。
正直、堀北より福山の方がショックでかかったです。
あ、あと堀北真希のコンテンツでオススメなのは、『野ブタ。をプロデュース』も。
そのうちドラマ特集をしたいので、詳細はそこで。
堀北というよりも、木皿泉のドラマってすげーという話になりそうですが 笑