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オフコース ベスト 春のランキングトップ10はこれ!

50曲を収録した、小田和正のベストアルバムが発売になり、

オフコース1982年武道館ライブが改めてソフト化しました。

ちょっとしたオフコースブーム?いや、最終回3.3%だったフジドラマを絡めた商業戦略?

なんて憶測もあるんですけど、そんなこと抜きにして、オフコースは、いい。

 

前に秋の夜長に黄昏てセトリを書きましたが、オフコースは春もいい。

オフコースの曲は情緒的に秋と、冬の閉塞的な環境での悲しみに打ちひしがれたいときにその音楽性を大きく発揮するのですが、春に聞いても、というか今のような梅雨じみた春?初夏?に聴いてもいい感じがします。夏、ってなると小田和正がソロになってからの方がいいけど。

 

そこで今回はオフコースベスト 春 と題してオフコースの春に聴きたい楽曲ベスト10を発表します。

あ、何のデータにも基づいてない私的なランキングです。

でも、『さよなら』と『言葉にできない』は知っていて、『愛を止めないで』ちょっといい曲じゃない?と思った人には役に立つランキングかも。

 

まずはランキングから簡単に発表!

 

1.  眠れぬ夜

2.  愛を止めないで

3. こころは気紛れ

4. 水曜日の午後

5. あなたのすべて

6. 別れの情景Ⅱ~もう歌は作れない

7. 僕の贈りもの

8. でももう花はいらない

9. やさしさにさようなら

10.倖せなんて

 

3の『こころは気紛れ』は夏の歌なので入れるの迷ったのですが、

僕自身が春に聞いていて夏の訪れを感じる曲としていいなと思ったので入れました。

冬という歌詞が入ってきますが、『めぐる季節』も春に聴くオフコースとしてオススメです。

あとなんですかね、春のオフコースと言われると、何故かオフコース初期の頃の曲を入れてしまいますね。なんだろう、バンドではなくまだフォークソング、デュオと呼ばれていたほうが一般的だったオフコースの楽曲の方が春を感じるのでしょうか。

ここでセットとして聴いて欲しいのは、1と2の曲。

2が1のアンサーソングになっています。春、夏に少し希望を持ちながらなんとなく憂鬱だけど頑張ろ、みたいなときに聴いて欲しいです。

 

ワインの匂い(紙ジャケット仕様)

ワインの匂い(紙ジャケット仕様)

 

 というかこの『ワインの匂い』というアルバムが名盤なんだけど、

ここに収録されている曲は全部春っぽいかも。

僕が一番好きな『愛の唄』も収録されているので、バンドオフコースである程度曲を聴いたという人のために、オフコース第二ステップとしてこのアルバムを聞くのはいいと思います。そのあとにジャンクションに行けば最高の流れですね。

ジャンプ批評 鬼滅の刃が急上昇した理由は先週の一コマにある。

『鬼滅の刃』というジャンプ史上類を見ないほどの鬱鬱少年漫画の連載が4ヶ月前くらいから始まりました。

僕はこの漫画最初から結構好きで。

なんと言っても超暗い!

この手のダークファンタジーというか、主人公が第一話から過去を背負っている系のマンガにありがちなのが、最初は幸せだったのに、なんとか(敵の名前)のせいで家族もしくは仲間を殺され、なんとか(敵の名前)に復讐をするためになんとか(物語のヒーローの名前)になる!という筋。

 

この漫画のすごいところは、最初から主人公家族が全く幸せな状況にいないところ。

 

まずは簡単なあらすじ。

 

時は大正時代。明治からの近代国家が富国強兵で根付いていく一方、ど田舎と中央の格差は激しく、主人公はそのど田舎で育つ。まだ耳飾りの伏線が回収されていないので、出生については謎なところもありますが、まあとにかくド貧乏。主人公炭治郎の、妹、弟、お母さんへの想いはもう本当に泣ける。

そんななか、家族は鬼に襲われて殺されてしまう。唯一生き残った家族の禰豆子は鬼にされてしまい、妹を人間に戻すために鬼を退治する鬼殺隊になることを決意する。

 

って感じなんですが。

ちょっと話ブレるけど、まあ今のジャンプってどうとでも言えて。

暗黒時代やとか、ブリーチはよ終われとか、せすピンてなんやとか、まあ諸々。

 

でも、文句言ってるのって20代後半から30代くらいなんじゃないの?と思ってます。

まあみんなが言うほどジャンプは面白くないよってのが率直な感想。

そしてらマガジン、サンデー、チャンピオンはどうなる?って感じで。

不満→希望ならいいけど、文句言いながら毎週読むくらいだったらもうジャンプ卒業しなさいと言いたい。

 

ですがかくゆう僕も、ジャンプ、あの頃の輝きはねえなと思っていました。

あの頃というのはドラゴンボール亡き後の96年から04年くらいまでのこと。

毎週新鮮味と面白さを200円ちょいで提供してくれるあんなにいい書籍はなかったし、お小遣いにおいて最高の買い物をしていたと思う。

 

どこらへんからジャンプの落ち目だったのか。

まあ個人的にだけど、まずはハンターが休載慣れしたきたあたりかなと。

毎週書き続けていたら、もう終わっててもおかしくないくらいの感じじゃないかなと思ってます。

たらればの話はあまり好きではありませんが。

そこから週刊誌として質が下がったのは間違いない。

でもあれが富樫先生のスタイルで、あの年月をかけなければあれほどに計算された、能力モノ頭打ちと言われているこのご時世でも毎週おもしれー!と思わせてくれるストーリーはやはり素晴らしいものがあるなぁ、と。

次の落ち目はナルト最終回以降。大物作品連載終了後ってどうしても仕方ないとは思うんだけど。

ただただもう、読む作品ないんじゃないの?ってくらいつまんなかった。

そしてナルト自体はいま月に1回連載してるけど、あれはもうすぐにでもやめてほしい。違和感しかない。

 

今週のジャンプを読んで、そんな落ち目状態がちょっと復活したように感じました。

あれ?結構今の連載作品好きになってきたぞ?みたいな。

その基準が鬼滅の刃のアンケートランキング上位躍進。

やっと、来た!っていうくらいの。

これをジャンプのスタンダード順位作品としておいてよくない?くらいの。

銀魂がすげー上がってたのはびっくりしましたけど 笑

ワンピとワールドトリガーがなかったとしてもこの上位傾向は素晴らしいと思いました。

 

んで、どうして上がったのか。

それは先週の最後の一コマにあります。

あの一コマで、鬼滅の刃はやっとジャンプ少年漫画になった!と感じました。

あの終わり方で来週気になって、やっとアンケート読者が丸つけてくれたのかなあと。

あのコマに関していうと、やっと炭治郎がジャンプのヒーローに並んだというコマですよ。

今までは苦労していたただの少年だった。

このスピードは前に書いたナルトよりも遅くて。

多分ジャンプ批評してる少年(小学生から高校生)にはまだわからんかっこよさだと思う。

僕自身も中学生だったら、なんやこれはよ終われやと思っていたはず。

 

そのかっこよさがこの作品の好きなところでもあるんだけど、

僕が鬼滅に対して好きなところは、炭治郎の、ハイパー愚直なまでの努力と根性と忍耐。

そこの描写。あれがなかったら、正直、禰豆子への気持ちがわからんなと思っていて。

そして技を繰り出す前の、炭治郎の思考をちゃんと描いているところ。

「えーっと、これはこうしなくちゃだからこの型だ!」っていう。

あの一手間が超大事で。

普通ジャンプのヒーローって技繰り出す前に考えないじゃないですか。

繰り出した後にモブが実況するとか、そういうのはスポーツ漫画でよくあっても。

ワンピとかドン!で一コマ技を繰り出していかにかっこよく相手を倒せるかみたいなところありますからね。その点、ストーリーのコマの流れで自然とやってのけてしまうドラゴンボールは本当にすごかったんですけど。

 

そして鬼を倒すということへの執念が、炭治郎の努力を何週もかけて描いているからこそ、厚みがある。

そこもなあなあでどうでもいいよと思い始める読者が出てきてもおかしくないはず。

そして今週からいままでちょっとずつ入れてきたユーモアが結構はっきりしてきている。

仲間の鬼を二人出したのは正解でしたね。

急にラスボスチックキャラや仲間キャラが増えると、打ち切り予感の可能性がかなり高まるので心配だったんですが。作者が次の可能性を探るため、最後にやりたかったことを詰め込もうとするので。

かといいながら、ずっと話していた宿敵が出てきてしまい、いまその部下と戦っているので、打ち切りコースとも名高いんですけど。せめて4~6巻くらいまで連載頑張って欲しい。

 

今後の焦点は、鬼に対しての限りない憎悪だけではなく、鬼の出生について葛藤しながら戦ってほしい。

ただ、話の流れはテンポよく、さくさくと行ってほしい。

書いている方からしたら、いや。毎週17~19Pで主人公の心情を話し続けながら描けねえよ、

商業マンガだから編集に言われて出したキャラの伏線回収しきれねえよ、

という感じで●●編を何ヶ月も、何年も続けてしまうので。

その最たる例がブリーチと銀魂ですね。

こち亀除き、長く続いて舞台化まで行くジャンプ漫画は、まだ金の匂いがしているから続いてるのかなぁとか思ってしまうので。

ハイキュー!!はターゲットがはっきりとしていて、(テニプリ、リボーンに続くあの方々の系譜です)

それはそれでメディア展開的にアリだと思うのですが。

むしろ、鬼滅を舞台化しても面白いと思うけどなあ。

演劇に近い形になると思いますが。

 

まあそんなこんなで、鬼滅はある意味ジャンプ史上の少年漫画誌に一石を投じたような気もするので、まだ続いて欲しいです。

ただそれも、10巻以内で。こんな変化球のジャンプ漫画があったっていう1作品として、後世に語り継がれてほしい。

 

友情、努力、勝利

 

この3点が作品にあることが絶対条件とされるジャンプ漫画で、

数々の打ち切り作品は最後にこれを詰め込んで無理やり綺麗に終わることが多いんだけど、

鬼滅にはそうなってほしくない。

いまのところ、鬼滅には努力しかない。それも、愚直過ぎるほどの、泥臭い努力。

 

なにかの壁にぶち当たり、こうした愚直な努力を強いられている人には生活レベルできっと響くはず。

まあその人が、マンガにはそんなもの求めていないと言ったらそれまでだけど。

 

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

 

 

 

 

 

相次ぐ芸能人の謝罪 みな、誰に謝っているのか

 

 

先日ファンキー加藤の記事を書きましたが。

 

そのあと円楽師匠、平愛梨と続々と謝罪をしています。

平愛梨についてYahoo!ニュースは

 

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6204019

 

と取り上げていますが、

 

みんな誰に謝っているの?

 

人が謝る理由って3つしかないと思っていて。

 

①本当に相手に対して心から謝罪したい場合。

②自分が楽になりたくて謝った方が楽だと思う場合

③世間的に謝らなくてはいけない場合。

 

この3つだと僕は思うんですね。

①については謝るべきだと思う。

例えば犯罪レベルで何かを犯してしまった時や、迷惑をかけてしまったとき。

②は謝る側の自己保身、自己満足でしかないとき。

③は仕事でミスした時や、「あーこれ謝った方がいいんだろうな」という気持ちのとき。

本当にそう思ってる?みたいに感じるのが③の謝りです。

過去の亀田大毅とかこのパターンですね。

 

ゲスの川谷さん、ベッキーファンキー加藤狩野英孝、円楽師匠を代表にして、

芸能人の謝罪をクソワイドショーが流れれば否がおうなしに目に入ってしまう今年。

 

本当に、誰に謝っているの?と疑問に感じたので、各々の謝罪をますはこの3パターンにまとめてみました。以下まとめです。

 

②の場合: ベッキー 円楽師匠

 

③の場合: 狩野英孝 ファンキー加藤 平愛梨

 

川谷さんは最初の段階で謝っていないのでどちらの場合にも含まれません。

 

一番あざといなと思うのは平愛梨

言わなくてすいません。もう、謝る理由が訳がわからない。

ひとつの会見のコミュニケーションならいい。でもわざわざ謝る。

僕が謝られる側だったら何に謝ってるの?という疑問しか残らず苛々すると思うんだけど。

それを「わざわざ謝って律儀だね」とか書き連ねるスポーツ新聞社の気が知れない。

価値観的バカ製造機の大元って本当に馬鹿な価値観を植え付けるこういった志のないマスゴミなんだなぁと感じています。

 

次にベッキー。妻子ある人と関係を持ってしまった。申し訳ない。

不倫は悪いことという認識のもとやってしまったと。

それに対してイメージの問題でクライアントが降板。CM、MC女王から陥落。

どうなんだろう。世の中の人の、どれくらいが本気でベッキーに怒りを感じているのだろう。

自分の彼女、自分の旦那には全く関係がないことなのに。

裏切られた!とか、見損なった!という人の気が知れない。

みな、ベッキーの何が好きだったのか。バラエティでの振る舞い?顔?容姿?元気さ?正確?

よく感動するところ?

もう、そんな部分はベッキーの一部分にしか過ぎず、むしろテレビという箱でベッキーが演じてきた架空のベッキーに自分たちが感動していたと目を覚まさなきゃダメ。

だって映画で人殺しをするヒールヒーローを好きになることもあるでしょ?

もうあれと一緒だと思うんだけど。

僕らが見ている芸能人と呼ばれる人たちの9割以上はフィクションの世界にいる人。

その人達が不倫をしたところで、その人からもらった感動が汚されたとか傷つけられたとか思っている方がぼくは異常だと思うんですけどね。

僕は川谷さんの曲も大好きだし、ファンモンの初期の曲も好き。

円楽さんの笑点で唯一うまい回答を毎回出すパフォーマンスも好きだし、狩野英孝のバラエティでのいじられ方も好き。

 

でも、みんな芸能人というベールを脱げばただの人なので。

 

だからこの人達が謝罪ししている人って誰なの?と思うのです。

 

いや、それは世間の人達に決まってんだろ!って多くの人は言うかも知れないけど。

 

知らん。それは誰や。お前か?

 

って聞いたら、それをいう人は、そうや。俺や!おれに謝っとんのや!て返すのか甚だ疑問。

 

しかしワイドショーで取り上げる意味というのも、あるんでしょうね。

 

なぜなら、いまを生きる社会の人々は、人が叩かれているのを見るのが好きだから。

 

僕の親は、上司の悪口を同僚としていないとやっていけないと話していた。

その上司と同じような立場の人が、世間的に悪いことをして謝罪していたら、心がスカッとするんですかね。それがよくわからない。

 

そういう人たちって、どうも自分は大丈夫という安心感があるからこそそんなことが言えるんだと思う。

そしてそれが脅かされたら血相変えて怒り狂うんだと思う。

自分は真面目にやっているのに、と。

 

ぼくは少なからずそういう人たちの周りにはいたくないし、

周りにはそういう友達がいないので幸せだなと思うんですが、

もしそういう人がいたら、危機感を持って離れたほうがいい。絶対に。

 

それが心地よくなったら、もう取り返しがつかない。多分。

 

自分を生まれながらの弱者として受容せず、安定の上に胡座をかいているだけなので。

ゼロは知っていても、マイナスは知らない。

 

マイナスを知ってこそ、人は素直になれると思うし、他人を許容できるんだと思う。

 

だから、何でもいいけど、謝るときは考えてほしい。

自分は誰に謝るのか、どうして謝るのかを。

 

だから正直、川谷さんの反応が僕は一番正当だと思う。

当事者同士の問題で、どうして自分が謝らなくてはいけないのか。

それを叩いたマスゴミ、ネットシチズンは本当に悪だと思う。

マスゴミはそれを叩かないとこの話題がこれ以上ハネないからなど仕事上の都合もあったかもしれない。

それで視聴率という数字を叩き出し、その数字を元に広告営業をやっているわけだから、それで納税して日本の国力を上げているのなら文句は言わない。でも、その対価である給料でそれを叩いた人の子供が育てられるのは本当に可哀想、というか残念だと思う。

そしてどっかしらでそういった負のスパイラルは続いていくはず。

 

叩くネットシチズンが、効率だけを追い求めて上司に詰められながら仕事をしているコモディティの一人であればそういうのも生き方として仕方がないかなと思う。でも、安定した日常にいつかそういった綻びが急に訪れたらどうするんだろうと心配になる。

 

梨園の一妻が病気だったという話も、わざわざ報道する意味があるのか。

そこまで日本人は性格が悪いのか。

人間の本当の性は、酒の一番のツマミは、人の不幸話なのか。

 

もう一度、大衆は考えるべきだと思う。

そして、もし自分に不幸なことが起こったら、自分でも、誰のせいにするわけでもなく、

ただただその不幸を乗り越えて笑い話として酒席で話してほしい。

そのほうが、少なくとも自分も周りも救われるはずだから。

 

 

踊れないなら、ゲスになってしまえよ

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